高圧的な上司と上手く付き合うための振る舞い方
高圧的な上司って付き合いづらいですよね。
すぐに威圧するようなことを言ってきたり、揚げ足取りみたいなことを言われイラっとしてしまう経験はありませんか?
しかし、上司である以上あまり強くも言えずただただ聞き入れるしかないのかと思ってしまう人も多いでしょう。
でも高圧的な上司に抑圧されているとストレスが溜まり、会社や仕事に向き合えなくなってしまうので何とか対処したいところですよね。
今回は高圧的な上司の心理や上手く付き合うための振る舞い方について紹介します。
高圧的な上司とは
そもそも高圧的な上司とはどんな上司の事を指すのでしょうか?
高圧的という言葉を調べてみると「権力などにより一方的に相手を押さえつけ、従わせるさま」と書かれています。
具体的に言えば、上司という立場を良いように活用し言葉使い・態度や雰囲気等で相手を屈服させようとしている人の事を指すと思います。
自分より上の立場の人から高圧的な態度を取られることによって、下の立場の人間は委縮してしまい高圧的な上司の言いなりになってしまう事がよくあるケースと言えるでしょう。
高圧的な上司は意識的、無意識的かはともかく上から話をして相手を説得させる事に生きがいを感じています。
本人自身は良い事と思って指導しているつもりでも周りから見れば迷惑ですよね。
高圧的な上司の心理
高圧的な人って考えてみただけでも嫌な気持ちになりますね。
しかし高圧的な上司はなぜこのような態度を取るのでしょうか?
人は自分にとって何らかのメリットがないと行動をしません。
高圧的な上司は何を得たく高圧的な態度を取っているのかの心理について見ていきましょう。
最初に高圧的な人は単に相手を打ち負かしたいから高圧的な態度を取っているのではありません。
そこには自分自身の欲求を満たしたい考えがあるからこそ高圧的な態度を取るのです。
自分が絶対正しいと思っている
彼らは上司という立場です。
上司という事はあなたより上の立場であり会社から少なからず認められてきた人です。
しかし彼らは認められてきたという事は自分の考えは正しかったと証明されたと勘違いします。
そして正しいと思い込んでいる自分の考えを自分より立場が低い部下に強要し、それを否定されると強く相手を批判します。
高圧的な人の特徴として自分自身の考え方を中々曲げない人が多いです。
それは時に強い信念を持っている人と褒められますが、大抵は頑固でめんどくさい人と評価されます。
高圧的な人相手には言われた意見は一度はしっかり受け取ってから投げ返す事が大切です。
マウントを取らせたくない
彼らは主導権を握られることを非常に嫌います。
物事が自分の思い通りに進まないと気が済まないのです。
また相手より何でも上の立場にいる事を大切にします。
周りに高圧的な人がいるとちょっと場の空気が少しでも思い通りに行かないと嫌味を言ったり批判的な態度を取る事によって自分を優位にたたせようと動きます。
厄介なのは殆どの高圧的な人にとってそんな一言で周りにどのような影響を与えているのか考えずに無意識で行っているという事です。
そして相手に優位に立たせるわけには行かないので、良くない影響を周りに散りばめるのです。
自信がない
単純に自信がないのです。
高圧的な態度を取る人はいかにも自信満々に見えますが、本質は真逆で自信がないのです。
周りに対して自分が正しいと思わせたいけど自信がないから強く言ってしまうのです。
逆に自信がある人であれば自分の意見を強く言わなくても周りを納得させられると分かっているのでそんな行動には出ません。
自分の意見を通せるか自信がないから周りを批判するのです。
幼少期の経験は大人になってからの人格にも影響します。
子供のころに褒められた経験が多い人は大人になって否定されることにショックを受けます。
人は否定されればされるほど自信を失います。
自信を失っても強く言う人は否定をされたくないのです。
否定をされたくないから強く言ってしまうのです。
高圧的な上司に対する会社の対応
高圧的な上司って皆から嫌われている事が多いですが、対処しない会社もあります。
ここでは高圧的な上司について対処しない会社の考え方について述べてみたいと思います。
高圧的な上司に対して何故会社は対応しないのだと考えている皆さんの疑問に答えます。
業績を上げている
会社にとって業績を上げる人材は貴重です。
高圧的な人は社内の人に対しては無理を言い押し通し、社外の顧客には良い顔をして顧客の無理難題に応える姿勢が業績につながっていることがあります。
業績を上げている以上会社も強く言えずさらにワンマン状態になっている事があります。
確かに会社にとって業績を上げる人が貴重なのは分かりますが、高圧的な上司に抑圧されている人から見るとやるせない話ですよね。
高圧的な上司でしか分からない仕事がある
仕事において最も困る事は仕事のノウハウをある一人が抱え込んでしまい、周りに伝達しない事です。
高圧的な人が重宝されるポイントとしてなんだかんだ業績を上げると人脈をつくってしまうので、高圧的な上司を切るにも切れずそれが高圧的な上司本人にも伝わると余計に自分自身優越感に浸りさらにエスカレートする事があります。
部下ともしっかりとしたコミュニケーションをとってくれれば良いのですが残念ながら優越感にしたりたい高圧的な上司は部下や社内の人たちには高圧的な態度で支配しようと動きます。
それでは高圧的な上司が欲しているものは何でしょうか?
ここからは高圧的な上司が望んでいるものについて説明したいと思います。
高圧的な上司が望んでいるもの
高圧的な上司は何を望んで高圧的な態度を取っているのでしょうか?
実際に理由なく高圧的に働いている人はいません。
本人にとっては無意識的に高圧的な態度を取っているのかもしれませんが本質的には理由があるのです。
自分を認めてほしい
高圧的な人は承認欲求が高いです。
自分自身を認めてほしいからこそ高圧的な態度を取っています。
実際に高圧的な人っていつも必ず高圧的な態度を取っている訳ではありません。
機嫌を損ねている時に高圧的な態度を見せたり、高圧的な態度に対して口答えすると余計に高圧的になったりします。
これは自分自身が否定されることを恐れているのです。
自分を認めてほしいからこそ自分を否定するものは悪です。
無意識的に自分を否定する者に対してさらに上から物を言い自分を通して身を守っているのです。
高圧的な態度を取る上司に困っている人はここを理解すると良いでしょう。
上司がどれだけ理不尽なことを言ってきても真正面から否定しないように心がけましょう。
何を言われても一旦は受け止める事が大切です。
高圧的な上司の言いなりになるわけではないですが、言い返すにしてもいきなり言い返す事はやめましょう。
実際あなたが話している最中や話し終わった直後に話の内容を否定されるとどんな気持ちになるでしょうか?
高圧的な人は今あなたがイメージした気持ちよりも嫌な気持ちになります。
高圧的な上司と向き合うためには高圧的な上司の考え方を理解することが重要です。
あなた自身もただ高圧的な上司を批判するだけでなく考え方を理解しましょう。
しっかり話を聴いてくれる人
高圧的な人の周りは委縮してしまっているか正面から相手にしない人が多いです。
高圧的な態度が嫌われてしまい中々周りに人が寄って来ず時に孤立している時も多いです。
中には話し上手で周りに上手く溶け込めている高圧的な人もいますが、実際心の深い部分から繋がっている相手は少ないです。
だからこそ話を聴いてくれる人は重宝します。
高圧的な人に限らず人は自分の話しを聴いてほしいと思うものです。
そして話を聴いてくれてよき理解者になってくれる人が近くにいると高圧的な態度は減ってきます。
高圧的な上司を対処するには自分自身を見直すことが重要
ここまで高圧的な上司について紹介していきました。
では実際に高圧的な上司に対してどのように対処すれば良いでしょうか。
確かに上司が高圧的な態度をやめてくれればあなたにとってベストなのかもしれませんが、実際に他人の行動や性格を変える事は大変です。
変化させるにしてもあなたが相当な努力をして変えさせる必要があるでしょう。
相手の事を変えさせるよりも自分自身の性格や在り方を見直すことの方が簡単でかつ自分自身の為になります。
高圧的な上司の事を苦手だと感じている人は初めのうちは向き合う事すら難しいと感じるかもしれません。
しかし、どんな上司としっかり向き合ってコミュニケーションを取る事はあなた自身の責任です。
高圧的な上司であったとしても苦手な上司だったとしても良いコミュニケーションを取れば良い人間関係が生まれます。
それでは高圧的な上司を対処するための自分自身を変えるべきところを見ていきましょう。
高圧的な上司とのコミュニケーションでの心構え
まずは高圧的な上司としっかり向き合う必要があります。
と言っても中々イメージがわかないかもしれませんね。
それでは想像して見てください。
高圧的な上司に強く言われてひどく傷ついたあなたが上司と取れるコミュニケーションと高圧的な上司に何を言われても堂々としているあなたではどちらの方がしっかりとしたコミュニケーションが取れるでしょうか?
答えは言うまでもありませんね。
高圧的な上司の一言に傷ついてしまった時の受け答えって普段通りに振舞えないはずです。
必ず普段のコミュニケーションと違いがあるはずです。
どちらが良いかはあなたの考え方次第です。
このように高圧的な上司と堂々とコミュニケーションを取る事が高圧的な上司への対処法で重要なポイントです。
ではどうすれば堂々といられるでしょうか。
それは普段からの行いがとても大切です。
正直な所いきなり高圧的な上司の目の前に立たされて堂々としろと言われても無理な話です。
やはり徐々に慣れていくことが必要です。
しかし誰とでもどんな場面でも堂々とした自分を手に入れる事が出来れば高圧的な上司だけでなく今後の人生誰を相手にしても自分らしさや対人関係でストレスを抱える心配がグッと減りますよ。
話を聴く事 傾聴とは?
先程も述べた通り高圧的な上司は話を聴いてくれる人を求めています。
しかしそもそも話を聴くというのはどういう事でしょうか?
聴くという字には聞くという字もあります。
これら二つの文字の違いも意味があります。
よくコミュニケーションとはどういうものですかという質問をすると「言葉」が大事だと答える人がいます。
確かに言葉自体が大切でないわけではありません。
しかしあなたにはこんな経験はないでしょうか?
高圧的な上司からあなたが物凄く落ち込むほど色々言われてしまった時に上司から「叱られている時程元気よく受け答えをしろ」と言われて無理やりにでも笑顔を見せながら大きな声で返事をしたとしても高圧的な上司を初め周りの人たちにはアナタの心地よい返事を言葉の通りに受け取れるでしょうか?
人は程度の差はあれどコミュニケーションで言葉以外のものを受け取る時があります。
それは相手の感情や気持ち、いわゆる人の内面的な部分です。
この内面的な部分を汲み取る事を聴く事といい傾聴と呼ばれます。
傾聴する力は誰しもが持っています。
しかし鍛え上げるにも鍛え上げる場が中々ありません。
傾聴に関しては正しい知識を身に付ける事も必要であり実践練習も積んでいく必要があります。
中々大変ですが身に付けば誰とでも良い人間関係を作ることが出来るでしょう。
ポジティブな考え方を身に付ける
高圧的な上司に色々言われると気持ちが落ち込んでしまいネガティブな気持ちになってしまう事があります。
人間否定されるとどうしてもプラスな気持ちになれないものですが、だからこそポジティブな考え方を身に付けて常に前向きな気持ちで取り組むことが重要です。
気持ちが落ち込んでしまう人にありがちなのが自分自身の気持ちのアップダウンがストレスに代わってしまったり、あなた自身もその人の状況や気持ちによって左右されてしまうので自分らしさを見失ってきます。
プラスな考えを身に付けて常に出せる事が出来れば高圧的な上司に色々言われたとしてもアップダウンなく仕事に取り組むことができます。
しかし頭では分かっていても実践レベルで取り組む事が難しいと感じる人は多いです。
実際マイナス思考な人が意識するだけでプラス思考には中々なれません。
日々ポジティブなことを考える程プラス思考に近づきます。
日々の努力が大切です。
その為にも基礎的なメンタルコントロールとコミュニケーションを身に付ける事が重要です。
高圧的な上司とのコミュニケーションや傾聴を学びたければコミュニケーション講座へ
高圧的な上司と良い人間関係を作るには良いコミュニケーションを取る必要があります。
またメンタルについても少しずつ改善させる必要があります。
学生時代に学校でコミュニケーションを学ぶ機会は少ないです。
意識していないと上手くコミュニケーションが取れなかったりましてや傾聴を学べる学校はまずありません。
アトリエシャンティのコミュニケーション講座はコミュニケーションだけでなく、メンタル部分も鍛えられるコミュニケーション講座です。
アトリエシャンティは講師とのマンツーマンで指導を受けられる時間を設けているので、毎月のレッスンでコミュニケーションもメンタルも鍛えられてきます。
コミュニケーション能力が身につければ高圧的な上司だけでなく誰でが相手でも人間関係でトラブルが減っていきます。
高圧的な上司とのコミュニケーションが仮に上手く言ったり今後仕事で関わる事がなくなったとしてもあなた自身が変わらないといずれ他の人と人間関係でトラブルになるでしょう。
またアトリエシャンティのコミュニケーション講座では傾聴にも力を入れています。
傾聴は基礎的な知識から実践的な事まで学ぶ事が出来るので今まで高圧的な上司をはじめ人間関係で困っている人にはお勧めです。
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高圧的な上司を変化させる前にまずはあなた自身成長し周りに良い影響を与えていきましょう。
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