人間関係のストレスの原因や症状とは?限界に来た時の解消法も!
「苦手なあの人のことを考えただけ憂鬱になる…」
「人間関係が上手くいかなくて人生が楽しくない」
「ストレスが溜まって毎日が辛い」
人間関係でこのように悩んでいませんか?
生きている限り、他人との関わりはきってもきれませんよね。
そのため、人間関係のストレスに悩まされている人も少なくないでしょう。
ストレス過多になるとさまざまな病気の原因になったりと、私たちに悪影響を及ぼす原因になります。
できるなら、人間関係にストレスを感じることなく毎日を楽しく過ごしたいですよね。
人間関係でのストレスを抱えてしまう原因とストレス解消法、対処法がわかれば、ストレスを抱える必要がなくなります。
今回は、原因とストレス解消法、対処法についても詳しくご紹介します。
ストレスを抱えたままだといろいろな症状がおこります
”病は気から”という言葉を一度は耳にしている方も多いはず。
ストレスを受けると体調を崩してしまいます。
ストレスや気分など精神的な作用が免疫に影響するということが2014年に大阪大学の研究グループの実験でも報告されています。
それほど、心と体はつながっていて、ストレスによって自律神経系・内分泌系・免疫系のバランスが崩れることで、心身に大きな影響を及ぼします。そして、下記の症状が発生します。
- 消化性潰瘍
- 高血圧
- 気管支喘息
- 心筋梗塞
- 不眠やうつ病
ストレスを抱えやすい人の6つの特徴
人間関係にストレスを抱えやすい人には、大きく5つの特徴があります。
ここではその5つの特徴について、くわしくみていきます。
あなたに当てはまる項目があれば、危険信号です。ぜひ、チェックしてみてください。
☑完璧主義
”何でも完璧にこなしたいため、自分へのハードルが高い”
”他人に頼らず、自分で解決しようと一人で抱え込んでしまう”
完璧主義の人は、責任感が他人より強い傾向にあり、職場でも信頼を得やすいタイプです。
しかし、何事にも人一倍頑張ってしまうため、よりストレスをかんじてしまいます。
例えば、会社で誰よりも成績をあげようと目標を高く掲げて取り組んだり、一人ですべて責任を取ろうとして頑張りすぎてしまいます。
高い目標に向かって努力をする向上心は評価されるべきですが、一人で抱え込んでしまった結果、仕事が終わらなかったら努力が水の泡になってしまいます。
また、度がこえると大きなストレスを抱える原因となることも。
心身が疲れ果てて何もかもが台無しになるくらいまで頑張りすぎるのは、注意しましょう。
☑他人の評価が気になる
他人の評価が気になりすぎてしまうことでストレスを感じやすいでしょう。
以下のようなことが当てはまりませんか?
〇気が弱い
〇思ったことが口に出せない
〇自分に自信がない
人の評価を気にしすぎると、自分よりも他人の意見を優先し、自分で判断ができなくなってしまいます。
そのため、他人に評価されないと「自分は価値のない存在」といったように自信をなくすことも。
他人の評価ばかりにとらわれてしまうことはストレスの原因となります。
また、人からの視線や評価を気にしすぎる人は、気が弱い性格でもあります。
気が弱い人は、どんな事でも、たとえ自分に関係がなくても「原因は私かもしれない」と思ってしまいがち。
自分に自信がないことから、何か問題が起きれば自分の責任と考えてしまい、気分や周りの環境に流され、よりストレスを抱え込みやすくなります。
他にも、他人の評価を気にしすぎると、自分の気持ちや考えを口に出せない特徴があります。悩みをひとりで抱え込んでしまいストレスを余計に抱えてしまう傾向が…
相手の表情や気持ちを考えすぎることで、他人の評価を気にします。
☑視野が狭い
視野が狭い人は、他人の意見を聞き入るよりも、自分の考えや意見に固執してしまいます。
なので、常に自分の意見が正しいと思っているため、相手の意見を否定しがちです。そのせいで、人間関係が上手くいかずにストレスを感じることもあるでしょう。
自分の主張があるのは大変良いことですが、他人の意見を受け入れて同意できない人は、視野が狭い人だと他人から見られています。
また、真面目すぎる性格の人も、視野が狭い傾向があります。
自分が知らないことや理解できないことに抵抗感を感じ、知らない間にストレスをため込んでいるかも⁈
真面目すぎる人は、知識や経験を増やしていきましょう。
視野を広げて、柔軟に物事を考えて他人の意見を否定せずに、まずは耳を傾けてみましょう。
そうすることで、人間関係のストレスも減らしていけるはずです。
☑NOが言えない
自分の意見を押し殺してしまい、相手を尊重しすぎてはないですか?
断ったら相手から嫌われてしまうのではないか、評価が下がってしまうのでは?と考えてしまい”NOが言えません”
相手を否定ばかりする事もよくありませんが、NOが言えないことでリスクを負うことも考える必要があります。
自分の限界を超えているのであれば、YESではなくNOと言えるように勇気をもってください。
自分の今の状況をしっかりと相手に伝える事ができれば理解してくれますよ。
☑感受性豊か
些細な一言でも悩み続けてしまうことってないですか?
相手を傷つけるような言い方をしていなかったとしても、純粋で真面目な人ほど悩んで、ストレスを感じてしまいます。
ちょっとした出来事や一言によってストレスになります。
感情は自分で作り出しているものです。
悲しいと思えば、悲しい。楽しいと思えば楽しい。
なので、物事を客観的に捉えてみることで思い込みがなくなります。
気持ちも楽になり、ストレスも緩和できるでしょう。
☑思い込みが激しい
思い込みとは、自分の中で深く考え込んでしまうこと。思い込みがあると、ある考えに固着してしまいそこから抜け出せなくなっていきます。
例えば、人に対して「私って嫌われてるかも」「話がつまらないって思われてるかな」と思い込むと、コミュニケーションをすることも避けてしまったりストレスをためるようにもなります。
物事を柔軟に受け入れて、色眼鏡で見るのではなく、白紙の状態で見ることで視野が広くなり思い込みが軽減されます。
ストレスを抱えた時の6つの対処法
ストレスを抱えていると感じている時は、できるだけすぐに対処することが大切です。
ストレスとどう向き合い、対処したらよいか?その一例を紹介していきます。
①他人は他人、自分は自分と考える
「他人は他人、自分は自分!」と理解していても、なかなか割り切るのが難しいときもありますよね。
日本人は幼少期から競争社会の中で、常に勝ち負けや優劣にこだわって育ちました。そのせいで、人からの評価や視線を意識してしまいます。
自分は自分だと割り切って考えることで人の意見に左右されずに流されない自分になれます。
人間関係を築いていくうえでも自分に自信を持つことができ、プラスに働きます。
自分の短所も長所も理解したうえで、自分らしさを大切にしましょう。
②ひとりで抱え込まない
日々、生活していると仕事やプライベートなど、人間関係についての悩みは尽きません。
そんなときに、ひとりで悩みを抱え込んでしまっていないですか?
ひとりで悩んでいると視野が狭くなり、どんどん追い込まれて精神的につらい状況になってしまいます。
人が1番コミュニケーションしている相手は誰だと思いますか?
それは、”自分自身”です。自分と良いコミュニケーションをしていれば悩みもすぐに解決できるでしょう。
しかし、現実は違います。自分とコミュニケーションすればするほど考えすぎて不安や辛い気持ちになります。
人間関係で悩んでしまったときこそ、ひとりで抱え込むのではなくて、信頼できる友人や家族、上司、同僚など誰かに相談してみましょう。
悩みを打ち明けるだけでも、ずいぶんと心が楽になります。
もしも、身近に相談できる人がいないのであれば、専門のカウンセラーなどに相談してみるのもひとつの方法です。
「悩んで落ち込んでしまったときこそ、誰かに相談してみる」という選択肢を持ちましょう。
相談することで、自分では考えつかなかったことが出てきたり、アドバイスをもらえて視野が広がります。
③しっかり休養する
ストレスを感じているときには、しっかりと休養しましょう。
仕事のない休日はゆっくりとした時間を過ごしたり、気分転換に友達や家族と出掛けてみてはいかがでしょうか。
土日や休日だけでは疲れがとれないようなら、思い切って有給を取得するのもよいでしょう。
長期のお休みで普段いけないような所へ旅行をしたり、気分転換できることをしてみましょう。
いつもとは違う環境や景色に触れれば、気持ちがリセットされるはず。
時には思い切った行動で、自分を楽しませてあげることでストレスが解消できます。
また、身体が休まっていない状態だと、物事に冷静に対処するのが難しくなりがち。体の不調は心の不調につながるので、しっかりと休養することをお勧めします。
④客観的な目線を持つ
視野が狭いと自分の考えに固執してしまったりと、人間関係でもストレスを抱えがち。
一方、広い視野を持てれば柔軟な思考が手に入り、良好な人間関係も築きやすくなります。
幅広い視野を持つために大切なのが、客観的な目線を持つことです。
たとえば、「仕事でミスをしてしまったから上司に見捨てられた」と思ったとしましょう。
「仕事でミスをしてしまった」のは事実ですが、「上司に見捨てられた」のは自分の思い込みですよね。
このように、1度抱いた感情を客観的に分析できれば落ち込むことも少なくなるかもしれませんよ。
⑤好きなことに打ち込む
ストレスを抱え込み、心も体もボロボロになって倒れてしまう前に、好きなことに取り組んで気分転換することも大切です。
人によって様々ですが、運動やストレッチをしたり、映画鑑賞、ゲームなど。
息抜きできる方法を見つけてみるのがおすすめです。
何かに打ち込んで没頭すると気分がスッキリできます。
⑥視点を変える
物事の捉え方や視点を変えることで気持ちの切り替えができるようになります。
人は、自分と常にコミュニケーションをしています。ネガティブ思考な人は、ネガティブなコミュニケーションをとってしまいがち。
それとは、逆でポジティブ思考な人は、自分とポジティブなコミュニケーションをとっているのでストレスもたまりにくいです。
例えば、ある人からの一言で傷つき悩んだときに、「自分なんてダメな人間だな。また、同じようなことを言われて傷つくの嫌だな…辛い。」と思う人が多いと思います。
そこで、視点を変えて「今まで言われたことなかったけど、そんな印象を持ったんだな。私のためにいってくれたんだから感謝しよう。伝え方を次は変えてみようかな」
と視点を変えることで行動を変えるきっかけにもなります。
人間関係がうまくいくのはコミュニケーションの取り方で変わる!
人間関係が上手くいっていると、仕事やプライベートもスムーズにいきますよね。仕事やプライベートなど、物事が円滑に進むでしょう。
しかし、人間関係が悪化していると、なかなか自分の思い通りにいきません。
良い人間関係を築くためにのコミュニケーションの構造を知ることも大切です。
では、どのようにコミュニケーションをとったらよいか、そのコツをお伝えしていきます。
①コミュニケーションサイクルを守ろう!
コミュニケーションは言葉と言葉のキャッチボールとイメージするとわかりやすいでしょう。
言葉を発信する人と言葉を受け取る人がいて、会話=コミュニケーションが成り立ちます。
その一方で、片方のみが言葉を発信しているのに、もう片方が受け取らなかったらどうでしょうか。
ドッチボールのように一方的なコミュニケーションになってしまいますよね。
相手から投げられたボールを受け取るためにも、返事をしっかりしましょう。
返事をすることにより、発信した側は、相手が受け取ってくれたと理解でき、安心できます。
②コミュニケーションは”意図”である
さきほど、コミュニケーションサイクルについて説明しました。
そのコミュニケーションサイクルにおいて重要なのは、”意図”です。
言葉を発信しているから良いということではないのです。
例えば、ある人から不機嫌な態度やロートーンな言い方で何か頼みごとをされたらどうですか?
その頼みごとを気持ちよくやってあげたいと思えますか?嫌ですよね。
なので、コミュニケーションで大事なのは、言葉ではなく、発信した意図が相手に伝わるものだと理解しましょう。
コミュニケーション(会話)において、言葉をどう意図を込めて発信するかが大切です。
コミュニケーション能力を鍛えて人間関係を改善させよう!
ここまで、コミュニケーションのコツをふたつお伝えしました。
ちょっと、意識するだけでも会話の質が上がり、人間関係にも影響していきます。
柔軟なコミュニケーションスキルを身に着けておくと、もっと人間関係の悩みが解消され、人と会話をするのが楽しくなります。人間関係でのストレスもなくなることでしょう。
まずは、できることから意識して取り組むことが大切です。
アトリエシャンティのコミュニケーション講座
人間関係を良くするためにも、普段のコミュニケーションを変えていくためには、知識と実践力も必要になります。
得た知識を最大限に活かした実践トレーニングをすることで効果的にコミュニケーションが変えられます。
そして、良いコミュニケーションをとれるようになると、良い人間関係を構築でき、ストレスもなくなります。
職場やプライベートでの人間関係を構築するために、正しいコミュニケーションの方法を学ぶことで、より効果的に良好な関係を築くことができます。
また、それが対人への自信になっていきます。
アトリエシャンティのコミュニケーション講座では、人間関係でストレスを抱えている方をサポートする内容が充実しています。
コミュニケーションサイクル・自己開示の仕方・人といかに距離を縮めるためのポイント等を基礎として教えています。
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