怖い上司と話せない悩みを解決する5つの改善策
あなたは上司と良い関係を築けてますか?
「職場の上司が怖くて上手く話せない」
「上司の顔色を伺って意見をはっきり言えない」
こういった、上司との人間関係の悩みを良く聞きます。
今は、自分の考えを上手く伝えられないかも知れませんが、上手く話せない原因を知り、習慣や行動を改めることが出来れば改善していきます。
ここでは、上手く話せない原因、対策案を載せています。改善する手助けになれたら嬉しいです。
怖い上司とは
まずはじめに、怖い上司とはどんな存在でしょうか?
上司とは自分より役職が高い人のことをいいます。上司の役目は部下の育成・指導です。
怖い上司は「指導がキツイ」「話し方が威圧的」「態度が怖い」「見た目が怖い」といった人が該当します。
怖い上司に対して言いたいことが言えない、上手く自分の意見を話せないという悩みの方は沢山います。
上司は指導する立場ということで、部下にとっては、基本的には怖い存在です。
問題を改善するには、怖い上司、相手のことをよく知る必要があります。
怖い上司にはいろんなタイプがいます。あなたの上司がどれかに該当するかみてみて下さい。
プライドが高い
怖い上司はプライドが高い人が多いです。
プライドが高いので相手より上のポジションでいたいと思う気持ちが強いです。
人に対して優劣をつけて、その中で自分が上にいたいと思っています。
なのでマウント取りを相手に対してしてきます。
マウント取りで、あなたが弱い態度を示すと、どんどんつけこんできます。
自信がない
高圧的な態度を取るならよほど自信があるのだろうと思いきや、そうでもありません。
自信がなくて、それを隠すために周りに強く当たる人もいます。
周りの優秀な人と比べて劣っていると感じ、自分の地位が下がるのを怖れて、部下に強く当たります。
こういう人は臆病者で、人前に立ったり責任を持つことを避ける傾向にあります。。
コンプレックスがある
コンプレックスがあって、相手に強く当たる人がいます。
例えば、高卒叩き上げで出世した人の中には学歴コンプレックスをもっている人がいたりします。
そういう人は大卒・大学院卒で仕事の能力が低い部下をもったり、逆に大学・大学院卒の仕事の能力が高いことに焦りがあり、不平・不満を感じていたりします。他にも給与待遇の格差で不平・不満を感じたりというのもあります。
他にも、異性から不当な扱いを受けてコンプレックスを持つ人もいます。男性からセクハラ発言をされたり、仕事の待遇に差を感じたりということに不平・不満を感じる人もいます。
こういった不平・不満が、相手に対する敵意や怒りの源となり、高圧的な態度を取るわけです。
怖い上司と上手く話せない原因
普段の日常会話では普通に楽しく話せているのに、怖い上司を目の前にすると上手く話せなくなってしまう。
そんな人は何が問題になっているのでしょうか?上司を目の前にすると何が起こっているのでしょうか?
原因として考えられるものがいくつかあります。該当するものがあるかチェックしてみて下さい。
上司が高圧的だと平静でいられない
上司が高圧的で自分が絶対的に正しいと思っているタイプだと、冷静に話せないという人は沢山います。
高圧的な人を目の前にすると、自分の意見がまったく話せないとか、あるいは相手に反応して自分も強い口調になってしまうとか、そういった反応を示します。
相手の高圧的な態度に反応して、自分の感情が左右されている状態です。
細かく指示・指摘を受けると萎縮してしまう
上司から仕事上で多くの指示・指摘を受けると、萎縮して話せないという人も多いです。
あまりに多く受けると、その人の理解力を超えてしまったり、自分の出来ていなさに後ろめたさを感じたりして、話せなくなってしまいます。
よくあるのは、部下がどれだけの仕事を持っているかを管理出来ておらず、部下が抱えてる仕事量は関係なしにどんどん任せる人がいます。それがプレッシャーになって萎縮してしまう人もいます。
上司というのは部下が何もしないサボりの状態にならないように、基本的に指示を多目に出すものです。ただ、相手を管理下のもと、相手の状態をみて指示を出す必要があります。
上司というだけで恐れている
相手が上司というだけで上手く話せないという人もいます。
権限をもっている人には恐れたり緊張してしまって上手く話せないという人も多くいます。
上司は「人事権」や「評価権」を持っていたり、関わっていたりします。
部下としては自分の人生に大きく影響するため、上司との関係は良好でいたいと思います。変なことを言って昇進ができなかったり、自分が望まない場所へ異動となることを怖れ、当たり障りのない関わりをする人が増えてます。
でも、近年は不当な評価をしないような仕組み作りを会社側が整備しています。なので、言うべきことがあるならば言ってみて下さい。
あとは、あなたが過剰に恐れたり緊張してるだけで、上司はフランクな関係を求めてる人もいたりします。あなた自身が壁をつくってるから関係性が深まらない、ということもあります。
怖い上司と上手く話すための5つの改善策
上司と上手く話せない原因を見てきましたが当てはまるものはありますか?
自分の状態を客観的にみることができたのではないでしょうか。
原因を踏まえて、本題の対策をみていきましょう!
リラックスして話す
「上司は偉い人。変なこと言わないようにしよう」と身構え過ぎると上手く話せないです。
もちろん上司は仕事を指導したり、年長者なので敬意を払うべきです。だからといって緊張したり身構えているとあなたの普段のパフォーマンスが出せなくなります。
緊張感や怖れというのは相手に伝わります。人との壁を作り表面的な関わりしかできなかったり、相手をイライラさせてしまったりもします。
敬意は払いつつリラックスして話すように心掛けましょう。
相手の言動に動揺しない、引きずらない
相手のひとつひとつの言動に動揺せず振る舞うことです。
動揺してしまうと、あなたの普段の実力が出せず勿体ないです。
人によっては相手の上に立つのを好む人もいるので、動揺するあなたをみてマウントを取ろうとしてくる人もいます。
いづれにしろ、相手からどのようなことを言われても平静でいることがポイントです。
また、過去に注意されたり怒られたりしたことを引きずらないようにもしましょう。
「議事録で誤字・脱字が多くて上司の○○から凄い剣幕で怒られたんですよ。そのことがトラウマで、上司の○○に何か提出するのが怖いんです。だからあんまり、あの人と関わりたくないです。」
このように、過去に注意・指導されたときの態度を気にして相手から距離を取る人もいますが、相手が指導したかった内容に着目できるようにしましょう。
そのためには動揺しないことです。もし失敗したとしても、動揺せずに相手の言動を受け止めて、しっかりと返していきましょう。
もし何か失敗して、相手を怒らせてしまったとしても、動揺せずにしっかり受け答え出来れば次第に相手の怒りは収まります。怒りの感情は5秒間だけ継続する、と言われています。
なので、相手が怒った5秒間は特に動揺しないようにしましょう。逆に動揺してしまって自信なく反応が悪い受け答えをすると、上司はその反応が悪いことに怒りを感じはじめ、怒りが収まらなくなるということはあると思います。
だからこそ、動揺しないことは大事なのです。
明るく堂々と振るまう
苦手な上司の前でこそ、明るく積極的に振る舞いましょう。
自分の状態というのは相手に伝わります。あなたが明るく振る舞えば上司も気分が良くなります。逆に言えば、緊張して怖がりながら話すとそれが相手に伝わります。
明るく振る舞うことは、一種のオモテナシとも言えます。あなたが元気に挨拶すれば、受けた方は気持ちの良い1日をスタートできます。明るく楽しそうに喋れば、相手の気分もあがります。上司はそういった細かいところをみていたりするものです。オモテナシの心があるかないかが、仕事の出来にも関係してくるからです。明るく堂々と振るまうことを大切にして下さい。
言われたことをしっかりやる
あなたは上司からの指示や言われたことをしっかりやれていますか?
上司を怖いと思う背景に、上司から言われたことが出来ていない後ろめたさからきている場合もあります。
上司は自分の指示を無視されていると感じてあなたに強くあたっているかも知れません。
言われたことをやるのが難しいと感じている時は、何かできること1つだけでも考えて変化・成長を見せることです。
上司の指示を一つずつ潰していきましょう。
考えを整理して結論から話す
上司からあなたの話は分かりにくいと言われたことはないですか?
上司はあなたの考えがよく理解できれば怖い態度を取らなくなるかも知れません。
何か報連あなたの言ってることが伝わらないと上司は不満や不安を感じます。
相をする際は考えを整理して、結論から話すクセをつけましょう。
上司と適切なコミュニケーションを取ることが大事
上司が怖いと感じていても仕事をする上で上司とのコミュニケーションは避けて通れません。
あなた自身がリラックスしていること、動揺しないこと、上司が求めてることを汲み取って行動に移すことが大切です。
今回の記事に書いてあることを、ぜひ実践してみて下さい!
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上司と良い関係を築くためにはコミュニケーション講座がオススメです。
怖い上司を目の前にしても平静にいつも通りのあなたでいるということが大切です。
自分だけでは普段どんなコミュニケーションを取っているか、どうしたら良いかなかなか気づけないもの。
自分のクセや特徴を講師からフィードバックを貰いながら改善することができます。
また、上司が何を求めてるかを理解して、適切に受け答えすることが大事。話す力と聴く力の両方を鍛えることができます。
原因と対策を明確にして、素早く解決していきましょう。
教室の場所は、名古屋校・各務原校・北陸の富山・石川で開催しています。
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