空気が読めない人の気持ちが分からない悩みを解決しよう!
空気が読めない人、あなたの周りにはいませんか。
場の空気が分からず、周りの雰囲気をぶち壊してしまうような人です。
どうして、そのような行動を取ってしまうのでしょうか?
どう対処していけばよいのでしょうか?
この記事では、空気が読めない人の気持ちを理解し、上手に対処できるようになる方法を解説します。
空気が読めない人がよくする行動
まずは、空気が読めない人の気持ちを理解するために、よく取る行動について解説していきます。
よくする行動が分かってくれば、どんな心理で行動をとるのか理解できるはずです。
自慢話ばかりする
空気が読めない人の中には、どんな話題をするにしても、とにかく自慢話を挟んでくる人がいます。
相手よりも自分を上の立場に置いておきたいという心理が働くためです。
「私その服より高級なブランドの服持っているよ!」
「野球が好きなんだって?僕が学生の頃は4番を打っていたんだ。」
というような会話をいたるところで、続けてしまいます。
話題が自慢話に偏ると周りは退屈になり白けてしまいます。
人の話を聞かない
空気が読めない人に共通する特徴として、人の話をよく聞かないことがあります。
その結果、話の内容を理解していないため
・大事な指示を聞き逃してしまう
・何度も聞き返す
・相手の意図したこととはずれた返答をしてしまう
といった相手を不快にするコミュニケーションを取ってしまいます。
冗談が分からない
空気が読めない人は冗談を真に受けてしまいます。
例えば、テスト当日に
「目にクマができてるけど、昨日深夜番組見すぎたの?」
とからかうように話しかけると
「ちゃんと勉強してたけど」
と真顔で怒ったように返してきます。
人と人が打ち解けるのに、冗談があるとすぐ仲良くなれますよね。
反面、冗談が分からない人には、気を遣わないといけなくなるので疲れてしまいます。
タイミングが悪い
「今日は全員定時で帰れる」と誰もが思った時に明日聞けば良い質問を長々としてしまう。
というように、空気が読めない人は、タイミング悪く物事を進めてしまいます。
そんな人を見ていると
(この人は少しの気遣いもできないのか)
とストレスを感じてしまいますよね。
多くの人は、場の雰囲気を見て、取るべき行動、取ってはいけない行動が分かります。
空気が読めない人はそれが分からないのです。
相手との距離感が分からない
あまり仲良くない相手から、自分のコンプレックスをいじるような冗談を言われたらいい気はしませんよね。
空気が読めない人は相手との心の距離感が分からないので、このような行動を取ってしまいます。
あまり話したことがないのに、妙に馴れ馴れしい態度で接してしまい、相手から困惑されてしまうのです。
自分の話にすり替えてしまう
空気が読めない人は、相手の話を自分の話にすり替えてしまいます。
「最近彼女と大喧嘩しちゃって、まいっているんだよね」
と友達から切り出されたとしましょう。
多くの人は、話を聞いてあげたり、同情してあげたり、アドバイスをしたりしますよね。
そんな状況でも
「そうなんだ。彼女といえば、先週一緒に海に行ったんだけど〜」
と自分の話を始めてしまいます。
話を聞いて欲しかった相手からは良い印象を持たれないでしょう。
こだわりが強い
物事の進め方に強いこだわりを持っているのも特徴です。
これは、ASD(自閉症スペクトラム障害)の方にもよく見られる傾向ですね。
他の人の状況に合わせた対応ができないので、わがままととらえられてしまいます。
例えば、バイトで急遽欠席者がでたので、休憩時間を遅くして欲しいとお願いされたとしましょう。
そんな場合でも、自身のリズムを崩したくないので頑なに拒否してしまうのです。
意図した指示が伝わらない
意図した指示とは違った行動を取ってしまうのも、よくありがちな行動です。
例をあげると
・昨日の料理温めておいてね
→冷奴や刺身まで温めてしまう。
・その書類なるべく早く提出しておいて
→その日の内に無理をして終わらせて長時間残業をしてしまう。
・明日雨で道路が混むかもしれないから少し早めに来てね。
→いつもより1時間前に着いて待機している。
といったことが起こります。
これもASD(自閉症スペクトラム障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)と診断される方によく見られる傾向です。
状況や雰囲気から、意図を読み取る能力が低いのが原因です。
ストレートに発言する
空気が読めない人は、相手や場の雰囲気を考えず、思ったことをそのまま話してしまいます。
「昨日社長に呼び出されてましたよね、何かあったんですか?」
「その服おばさん臭く見えるから、着ないほうがいいよ。」
「車の運転下手だね、酔ってきちゃったよ。」
といったように社会人としての常識があれば話さないような内容を発言してしまいます。
どんな気持ちで空気が読めない言動をとるのか
ここまで、空気が読めない人のよくする行動について解説してきました。
ここからは、なぜそのような行動をとってしまうのか、その心理について考えていきます。
空気が読めない人の気持ちが分かれば、どう対処すれば良いか見えてくるはずです。
相手の気持ちが考えられない
空気が読めない人は、自分の考えが世の中の当たり前という思考をしています。
そのため、相手にも大切にしている考えや、価値観があることが分からないのです。
思うがままに発言をしてしまったり、相手の話の途中で自分の話を始めてしまうのは、このような心理背景があります。
自分勝手というよりは、相手に自分とは違う価値観があることが思い浮かばないのです。
相手に無関心
基本的に人に無関心なため、相手がどんな気持ちでいるのかに興味がありません。
相手の「嬉しい」「悲しい」「楽しい」といった感情に興味がないので、気持ちに寄り添ったコミュニケーションが取れないのです。
その結果、相手との距離感が分からなかったり、タイミングが悪い発言をしてしまいます。
空気が読めない行動をしてしまう人は、相手への無関心が原因となっているのです。
周りをよく観察できていない
周りをよく観察できないことがずれた言動を取ってしまう原因となってしまいます。
観察ができない原因として、緊張や焦りから視野が狭くなっている可能性があります。
何か失敗して取り戻そうとしていたり、慣れない職場で仕事をしていると、周りが視えないことがありますよね。
空気が読めない行動を取ってしまうのは、緊張しやすい性格や視野が狭いことが原因の人も中にはいます。
自己評価が高い
中には自分が空気が読めない人であることに気づいていない人もいます。
自分自身では面白い人や、カリスマ性がある人と勘違いしているのです。
そのため、面白いと思って仲のよくない相手や、落ち込んでいる相手をからかったりと空気が読めない言動を繰り返してしまいます。
自己評価が高くなってしまう原因は、周りの反応をうまく理解できないことにあります。
周りから白けた反応をされても、気にならなくないのです。
プライドが高い
空気が読めない人の中には相手より常に上のポジションでいたいと考えている人もいます。
その思いが強いため、無意識のうちに上から目線のコミュニケーションを取ってしまうのです。
みんなが誰かの話で盛り上がっている中
「そんなこと、わたしは昔から知ってたけど」
というような場を白けさせてしまう発言をするのは、他の誰かが話題の中心にいるのが気に食わないという心理から出てくるのです。
悪意があるわけではない
ここまで、空気が読めない人の様々な原因について解説してきました。
場の雰囲気をぶち壊しにしてやろうという意図や、誰かと誰かを仲違いさせてやろうといった悪意を持っている人は多くはいません。
相手の気持ちを読み取ることが苦手だったり、視野が狭く自分中心に物事を考えてしまうことが原因で、周りが不快になるような行動を取ってしまうのです。
空気が読めない人の気持ちが分からなかった人は、反抗的な意識や、組織に敵対的な意識はないと知っておくだけでも、ストレスが軽減されるでしょう。
空気が読めない人への対処方法
空気が読めない人の気持ちは理解できてきましたか?
ここからは、どう対処していけば良いのか紹介していきます。
対処法は大きく分けて2つあります。
一つは関わり合うことをなるべく避けてやり過ごす方法
もう一つは、相手をうまく手助けしてあげる方法です。
あなたと相手の関係性や、あなたがどう関わりたいかによってどちらの方法をとるかは変わってくるでしょう。
なるべく関わり合わない場合
仕事でそれほど関わりがない職場の同僚や、たまに会う程度の友人であれば、なるべく関わらないようにするのも一つの手です。
空気が読めない人と一緒にいると、その言動にこちらもイライラしてしまいます。
角が立たないように避けたり、自然と断れるようになるとそのストレスから解放されるでしょう。
なるべく近づかないようにする
相手との関わり合いを減らすのであれば、一緒にいる時間や会話の量を減らすようにしましょう。
空気が読めない人と関わり合いの量を減らそうとしても、いきなり何も話さないという訳には行かないですよね。
相手への挨拶や、仕事でしなければいけない連絡といった、必要最低限のコミュニケーションはするように注意しましょう。
コミュニケーションの方法によっては、あなたが冷たい人と思われて立場が悪くなってしまいます。
会話を短く完了させる
会話を短くして、量を減らすようにしましょう。
しかし、
・相手から何か言われても何も答えない
・こちらからの一切話しかけない
といった行動を取ってしまえば、あなたの方が周りから反感を買うかもしれません。
うまく会話の量を減らすためには、返答を工夫するようにしましょう。
「そうなんだね。」
「なるほど、分かるよ。」
といった相手の会話を引き出す返答を使うのをやめて
「分かりました。」
「そこに注意すればいいんだね。教えてくれてありがとう。」
というように会話を短く完了させるようにしましょう。
そうすることで、相手とのコミュニケーション量をうまく減らせるようになります。
関わり合って手助けをしてあげる方法
職場の部下や家族といった深い関係性の人に対しては、関わり合わないという選択は難しいですよね。
そんな人達を手助けする方法について紹介します。
その他にも、関係性が薄い人でも手助けをしてあげたいと思った時にはおすすめの方法になります。
フォローを入れてあげる
空気が読めない人は、場の雰囲気や状況を察知するのが苦手です。
そんな人達には、そっとフォローを入れてあげましょう。
「今〇〇さんが怒られた後で雰囲気が悪いから、大人しくしてた方がいいよ。」
というように状況を教えてあげるようにすると良いです。
空気が読めないだけで、人間関係を破壊してやろうといった悪意があるわけではありません。
状況が分かれば、空気が読めない行動も減っていきます。
直すところは指摘する
空気が読めない人の直すべきところはしっかり指摘してあげましょう。
例えば
・「はい」「分かりました」といった返事をしっかりする。
・人の話を最後まで聞いてから話すようにする。
・アイコンタクトをきちんとする
といったコミュニケーションの基本的な所ができれば、印象は大分変わるはずです。
相手の気持ちを仲撫でしないように、角が立たないようにそっと伝えてあげるようにしましょう。
相手の気持ちについて考えさせる
空気が読めない人の多くは相手の気持ちについて考えられません。
相手がどう思ったかについて考えさせる質問をしてみると、気づかせることができます。
「君が逆の立場ならどう感じるかな」
「どうして上司の人は怒ったんだと思う?」
というような質問を投げかけてみましょう。徐々に相手の心が変わっていくはずです。
相手の心が想像できないという問題はすぐに解決する問題ではありません。
根気よく相手が変わってくれるのを待ちましょう。
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