部下や子供に注意できない人はどう注意すべきか?
自分の部下や子供がやってはいけないことをやっている。
そんな振る舞いに注意したくてもなかなか注意ができなくて悩んでいませんか?
本記事では、なぜ注意できないのか?注意できない人の特徴や心理、注意のやり方まで細かく解説していきます。
注意できない理由
人に注意するのが苦手、できないのはなぜでしょうか?
注意したくてもできないあなたを引き止めているものがあるはずです。
そこで、注意できない人の特徴や心理を詳しくみていきましょう。
特徴や心理を知ることで、注意できない理由が見えてくるはずです。
注意できない人の特徴・心理
人に注意できない人はどんな心理状態で、どんな特徴があるのでしょうか?
自分に当てはまっている部分がないか確認してみましょう。
嫌われたくない
注意をしたら、相手から嫌われるんじゃないか?
嫌われることでお互いの関係が悪くなるんじゃないか?、
コミュニケーションが取りにくくなるんじゃないか?
空気も悪くなるんじゃないか?
いい人と思われたいなど、そう考えている人が多くいると思います。
たしかに注意しなければ嫌われにくいかも知れません。
ですが、注意しないと相手はずっと変わりません。
相手のためを思って、嫌われてもいいやくらいの覚悟をもつことが大切です。
自信がない
自信がない人は過去の失敗経験から自信を失っている人が多いです。
自分に自信がなく、「言っても聞いてくれないんじゃないか」「自分なんかが注意したところで無駄だろう」と後ろ向きな考えがでてきて注意ができなくなったりします。
他にも、自分を他人と比べてしまい、劣等感で自信を失ったり、過去にいじめを受けてたりと育った環境も要因としてあります。
自信がなくなると、悪いところばかりに目がいき、ネガティブになったり、心を閉ざしてしまったり、良くないことがたくさん起こります。
自分が我慢すればいい
我慢強い人で「自分さえ我慢すればいい」と思って注意しない人もいます。
そうすることで、相手も傷つかないし、自分が傷つくこともないので、我慢し続けます。
しかし、我慢し続けることで、ストレスを溜め込んでしまいます。
ストレスが溜まっているときでも、それを表に出さず、飲み込んでしまいやすいので、ストレスをうまく処理できない場合もあります。
いずれ限界がきて、体を壊してしまうこともあります。
なので、自分に合った息抜きの方法を探してみましょう。
体を動かしたり、趣味に打ち込んだり、お風呂に入ったり、しっかり睡眠をとるのもいいかも知れません。
言い返されるのが怖い
注意して何か言い返されたらどうしよう。
言い返されても、返せる自信がなく、どう返していいかわからないので不安、そんなことを考えてしまいます。
注意して、「はい、分かりました」と素直に受け取ってくれればいいですが、全員がそんな人ばかりではありません。
実際に部下や子供に言い返されて、うまくいかなかった経験があると、それがトラウマとなり余計に注意できないかも知れません。
ここで気をつけておきたいことは、相手をただ頭ごなしに注意するだけではいけません。
まずは相手の言い分をしっかりと聞いて受け止めましょう。
相手の話をしっかり聞くことで、相手は自分の意見を聞いてくれてるんだと感じ、こちらの意見も聞いてくれます。他にも、優しく注意するなど、お互い気分良くやりとりできる方法でやりましょう。
面倒なことに関わりたくない
注意することによって、トラブルが起きたり喧嘩になったりしたら面倒なので関わりたくないという方もたくさんいます。
ですが、注意しないことで同じ失敗を繰り返したり、間違いに気づけなかったり、それはそれで面倒くさいです。
面倒だと思って関わらないようにしていると、それが当たり前となり、逃げ癖がついてしまいます。
トラブルが起きる原因は、相手とのコミュニケーション不足にあります。なので、普段からしっかりコミュニケーションをとっておくことが重要です。
注意できる人になるためには?
では、注意できる人になるためには何をすれば良いのでしょうか?やるべきことや考え方をみて、注意できるように克服していきましょう。
自信をつける
自信をつけるのにおすすめなのは小さな成功体験を積み重ねることです。
初めは小さな目標を設定して、成功を積み重ねることでだんだんと自信がついていきます。
初めは、目標にチャレンジするのに勇気が必要で、失敗することもたくさんあると思います。
でも一度成功すると過去の失敗を考えないようになり、どんどん自信がつき、チャレンジするようになっていきます。
まずは小さな目標から取り組んでみましょう。
他にも、自分のことを褒めるのも効果的です。
ほんの些細なことでいいので、できたことを「よく頑張った」「すごい」と褒めてください。常に自分を肯定していれば、自信がついてきます。
考えすぎない
考えすぎるとネガティブな考えがどんどん出てきて余計に注意できなくなります。
ネガティブ思考のループに陥って、「失敗したらどうしよう」「他人にどう思われるか不安」などそればかりを考えてしまいます。
まず、考えすぎるのをやめるために、考えていることを紙に書き出してみましょう。
紙に書き出すことで、自分の思考を見ることができると、思考のループから考えがまとまらなくなることがなく、頭の中を整理できます。
あとは考えずに行動することです。そうすることで、考えすぎて動けない状態から脱却することができるでしょう。
嫌われる勇気を持つ
嫌われるのを恐れて注意をしないままだと、相手は何も変わりません。
本当に相手を変えたいと思っているなら、嫌われてもいいという覚悟を持って、相手に関わる必要があります。
普段から、しっかりコミュニケーションをとって、相手との信頼関係ができていれば、注意したことで相手との関係が壊れることはありません。
なので普段からコミュニケーションをとることと、一歩踏み出す勇気が必要です。
相手のためを思って話す
注意をするとき、ただ自分の感情を爆発させる人がいますが、それだと相手は「何がいけなかったのか」「どう直したらいいのか」と理解してもらえません。
相手のためにあらかじめ考えて、改善を促すのが正しいやり方です。
相手に何がいけなくて、どう改善したらいいか、を相手に一つ一つ理解してもらいながら注意しましょう。
正義感を持つ
正義感のあるひととは、ルールに反したことをせず正しさを大切に行動する人のことを指します。
どんな人にも間違ったことがあればNOと言えるところや間違っているところを相手の為にしっかりと注意できるなど自分の意見が言える人が多いです。
正義感がある人になる為には、間違った行動をしないように心がけ、真面目な行動をすること。嘘をつかず、自分に正直で悪いことや不正をしないこと。
何事にも積極的で困っている人がいても見て見ぬフリをしないなど、思いやりを持って、困っている人を積極的に助けに行ったりして、正義感のある人の真似をして行動してみましょう。
注意しないままでいるとどうなる?
では注意しないままでいるとどうなるのか?周りにどんな影響があるのか?詳しくみていきましょう。
舐められる
注意しないと相手に舐められてしまい、あなたの前では何をやってもいいだろう思い、調子に乗って態度がでかくなります。
自分が何も言わないことをいいことに、見下して偉そうな態度を取ったり、横柄な態度を取ったりします。
また、自分に対してタメ口を聞いてくるようになります。
舐めた態度を取られた時に、おどおどしたり、自信のなさそうにしていると、余計に舐められてしまいます。
間違っていると感じたら臆せず言うようにしてしっかりと自分の意見を言うようにしましょう。
自己中
子供や部下に注意しないと自分勝手な性格になって、言うことを聞かなくなります。
先輩が後輩に注意できない状態が続くと、約束やルールを守ることができなかったり、空気を読めずに自分勝手な行動をしたりと周りに対して悪い影響があります。
他にも人と協力するしずらかったり、人との衝突が多く、周囲とのトラブルが重なって、孤立してしまう場合があります。なので、周りへどんな影響があるのか考えながら注意しましょう。
思いやりが持てない
誰かに対して嫌なことをしていて、それを注意しないでいると、嫌なことをするのが当たり前となり、思いやりを持てない人になります。
相手の立場になって考えることが苦手だったり、自分の利益ばかりを優先したりします。
思いやりがある人になるためには、相手の立場になって物事を考えたり、自分よりも相手を優先に考えてみましょう。
逆ギレする
自分の思い通りにならなかったら、泣いたり怒ったりすることで、なんとかしてくれたという経験が過去にあったりして、逆ギレします。注意されない甘やかされた環境にいるとそうなりやすいです。
自分に非があることを認めたくなかったり、相手を見下していたり、自分は人より優れているなどが心理としてあります。
逆ギレしてくる人には、まず相手の話を聞いてあげるようにしましょう。
逆ギレする人の主張を聞くことによって、徐々に気持ちが落ち着いてくる場合が多いです。
相手が落ち着いたら、こちらも感情的にならずに冷静に注意するようにしましょう。
間違いに気づけない
注意をしないと間違ったままで、自分はこれで正しいんだと思ってそのまま気づかず、改善されません。
間違いに気づけないままでいると、同じミスを繰り返したり、それによって周りにも迷惑がかかる場合もあります。
他人のミスに気づく人は多いですが、自分のミスに気づくことは少ないです。
あなたが注意することで気づいてもらう必要があります。
なので、ミスしているところをみかけたら相手の為に注意してあげましょう。
注意のやり方
部下や子供に注意するときに関係を悪くしたくはないけど、相手の行動や在り方を変えたいときは注意するときにやり方や伝え方を変える必要があります。
ここでは、人に注意するときのやり方と基本的なルールについて説明していきます。
頭ごなしに怒らない
頭ごなしに決めつけて怒るのではなく、まずは理由を聞いてみましょう。
どうしてそのような行動を取ったのか、その人なりに何か考えがあっての行動かも知れません。
なので、理由を訪ねてから注意するようにしましょう。
意見を押し付けずに提案する
自分の意見をただ押し付けるだけだと、相手が納得していない場合があり、不満を抱えることになるので、関係が悪くなります。
相手も自分なりの考えを持っている場合があるため、自分の意見を提案する形にしましょう。
お互いに意見を出し合って、よかった方の意見を採用しましょう。
初めから責めずに優しく話す
初めから責めすぎてしまうと、相手が話しづらくなります。
話しやすい雰囲気を作るためにも、初めは優しく話すようにして、相手のいいところを褒めてあげましょう。
そうすることで相手はどんどん話してくれます。
相手が話しはじめたら、徐々に核心に迫っていきましょう。
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部下や子供に注意できない人の注意する方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
紹介したポイントを使っていけば、徐々に注意できるようになっていきます。
しかし、すぐにでも改善したいという方はコミュニケーション講座に通ってみるのもおすすめです。
プロの目から見てあなたのコミュニケーション能力の足りない所を指摘してもらえるので、すぐに会話をする能力が身につくためです。
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