言いたいことを言う人になろう!言えない原因やコツを紹介!
あなたはご自分の言いたい事が言えていますか?
こんな事を言ったら相手にどう思われるだろう…
そう考えると言いたい事を言えなかったり我慢してしまう事もあるかも知れません。
その時だけであれば少しの我慢でよいでしょう。
しかしそれが長く続いてしまったら…辛いですよね。
もし、言いたいことをはっきりと言うことができたらどんなに楽でしょう。
ここでは、なぜ言いたいことが言えないのか、どうしたら言いたいことを言えるようになるか色々な角度から考えていきます。
言いたいことを言えない心理
言いたいことが言えないとは、いったいどんな心理が働いているのでしょうか?
・自分の意見を否定されたくない。
・相手を怒らせてしまうんじゃないか。
・本音を言ったら相手に嫌われるかもしれない。
・できるだけ、もめ事を起こしたくない。
・いい人と思われたい。
・相手に合わせた方が楽だから。
など、他にも色々思い浮かぶ事があるかと思います。
否定を恐れる
例えば自分の意見を相手に伝えたとき、その意見を否定されてしまったら…
「こんなこと言わなければよかった。」そう思ってしまうかもしれません。
相手に意見を否定される事で自分自身を否定されたと感じ何も言えなくなってしまう。
または当たりのきつい人だったり苦手な相手ほど自分との距離を開けてしまい言いたいことも言えなくなってしまいます。
場の空気を悪くしたくない
自分の発言によって場の空気が悪くなってしまわないか、心配で言いたい事が言えない。
なんて思ったことがあるかもしれません。
とくに、相手の気になる所を指摘したら怒られそうでなかなか言えなかったり、出来るだけトラブルを起こしたくないと考える人ほど自分の言いたいことを我慢してしまいます。
自分も他人からはっきり言われるのが苦手
自分自身がはっきり言われるのが苦手だから相手にも気を使ってしまうということもあります。
言い方によっては傷つくこともありますし、言い方によっては上から目線に感じてしまうこともあります。
過去にご自身がそんな体験をしていると、特に相手のことを考えすぎて言いづらくなるかも知れません。
嫌われたくない気持ちが強い
人から嫌われたくないという気持ちは誰もが持っているものです。
しかし、その思いが強すぎると本来の自分を抑え、だんだんと自己表現がしづらくなってしまうことがあります。
次第にまわりの目や反応が気になってしまい、消極的になっていってしまいます。
もう一つは相手に気を使いすぎていると、だんだんと自分自身が疲れてしまい、言いたいことが言いづらくなってくるかもしれません。
言いたいことを言えない人の性格
一言で言いたいことを言えない人の性格といっても、実際は色々なタイプの性格があります。
どんな特徴があるでしょうか?
ここでは少し分けて考えてみたいと思います。
臆病
イメージとしては気が小さかったり、怖がりだったり、意気地無し、そんなイメージがあります。
どちらかというとネガティブ思考で物事をマイナスにとってしまいやすいかもしれません。
ですが、他人に気を遣えるところや、他人を尊重する態度で好感度を持ってもらえる事もあります。
感受性豊か
先程の臆病と繋がりますが、臆病な人は感受性が豊かです。
感受性豊かな人は気配り上手で人を思いやることができます。
しかし、相手がどう思っているか、想像力を働かせすぎて、気疲れしてしまうことがあるかもしれません。
相手の反応を敏感にキャッチしすぎてしまうため、深読みしすぎたり考えすぎてしまう傾向があります。
ネガティブ思考
ネガティブ思考の人は、物事を悪い方向に考えてしまいまいやすいです。
「こんなこと言ったら相手に悪いんじゃないか」「変に思われるんじゃないか」「否定されるんじゃないか」
こんな思いから、自信がなく見えたり、実際、声が小さかったり、人との距離をとってしまう。そんな悩みを持つ人も多いかもしれません。
優しすぎる
一見良さそうなイメージですが、優しすぎる人は自分のことよりも他人を優先してしまいがちです。
人の言う事を優先してしまい、自分の意見を後回しにしてしまう傾向があります。
結果、自分を犠牲にしてしまうことになります。
そこにはやはり人に嫌われたくないという気持ちを持っている方が多いです。
人に優しくすることも大切ですが、時には自分にも優しくしてあげましょう。
言いたいことを言うコツ
これまでは言いたいことを言えない人の特徴を上げてきました。
これから先はどうしたら言いたい事が言える人になれるか、ポイントを細かくお伝えしていきます。
息を整える
まずは自分自身をリラックスさせることです。
その場、その相手の前にいて自分が楽でいられているか。確認してみてください。
呼吸と体や心の状態は繋がっています。
焦ったり、緊張している時はやはり息が乱れています。
呼吸が整うと自然と気持ちも楽になり自分本来の姿で相手と接しやすくなります。
言いたいことを整理する
「いつ」「どこで」「誰が、誰に」「何を」「なぜ」「どのように、どのくらい」という順番で伝えるようにすれば、話したいことが伝わりやすくなります。
まずは何かにメモしたり書いておくのも良いですね。
いざというときにすぐに言葉が浮かびやすいです。
そして頭の中で整理します。
特にあれもこれもと多くを伝えようとせずに、相手にわかりやすくシンプルに明確に伝えていきましょう。
自分の発言の正しさを確認する
自分の話す内容が正しいのか…そういった不安があると自信を持って言いたい事が言えなくなります。
あらかじめ情報を調べるなどして確信を持っておくと、相手がどんな反応をしても動じず自信を持って話すことができます。
さらに理論的な解答も用意しておくと、仮に相手に否定されたときなどにもブレずに言いたいことが言えます。
うまく伝えようとしない
ついつい「上手く話そう」という意識を持ってしまいやすいですが、大切なのは「自分がどう話すか」よりも「相手に何が伝わったか」です。
自分の思いがどれだけ真っ直ぐに伝えられるか、どこまで相手に寄り添えるか、そこを忘れてはいけません。
また、あまりに完璧を求めてしまうと言葉や表現が硬くなってしまいます。それにうまく伝えようと考えるだけで体は緊張します。
自分の言葉で話すことでより思いも伝わり、それがあなたらしい会話になってきます。
リラックスしていきましょう。
文章で伝える
これまで言いたいことが言えなかったあなたが、いきなり対面で口に出すのは勇気がいることだと思います。
どうしても対面で会話をすると緊張して言いたい事が言えなくなってしまうという人は文章にして文字で伝えるのも一つの方法かもしれません。
ゆっくりと考えながら伝えたいことを文章にすることで落ち着いて考えることができます。
初めはやりやすい方法で言いたいことを伝えるのも良いと思います。
目的は言いたいことをしっかり相手に伝えるということです。
言いたいことがしっかり伝えられたという事実がまずは大切です。
要点だけを考える
要点が見えないと言いたいことの内容が伝わりません。
あれもこれもと考えていると本当に言いたかったことがなんなのかわからなくなってしまいます。
できるだけシンプルに相手にわかりやすく要点を絞ってあげると聞いている側もスムーズに受け取ってくれます。
そして伝えたいことをより強調した話し方を意識するとよいでしょう。
他人は自分を気にしていないと理解する
自分が考えている程、相手は細かいことを気にしてないと考える。
もし仮にあなたが少しズレたことを話して恥ずかしい思いをしたとしても、相手はそれ程長くそのことを覚えていません。
少しきつい言い方かもしれませんが、自分が話したことは覚えていても、聞いたことは忘れてしまっているものです。
そういった思考の転換なんかもあると気持ちも楽になりますね。
徐々に自己主張できるよう練習する
いきなり大きく自己主張することはなかなか難しいですよね。
少しずつ、段階に分けてレベルを上げていくとやりやすいです。
例
1.まずは口に出してみる。
2.相手に小さな頼み事をしてみる。
3.頼み事を増やす、または徐々に大きくしてみる。
など。
自己主張ができる人はやはり自分の意見に自身がもてていることです。
いきなり全てを変えようとすることは大変なのでやりやすいところから徐々に取り組んでいくことが大切です。
ここまで書いてきたことを取り入れながら、繰り返し練習することで少しずつ変化を感じられ、自信もつき、自然と自己主張ができる人になってくると思います。
伝え方を考える
まず結論を先に言ってしまうと話がとてもわかりやすいです。
前置きが長すぎると相手は疲れてしまいますし、結局なにを伝えたかったのかお互いによくわからなくなります。
そして話すタイミングにも気をつけたいです。
忙しい時や何かしている時は意識も他のところにいきやすいです。
相手の目線に立って、誰が聞いても理解しやすい言葉や表現を考える、思いやりの心も必要です。
他人の言葉を素直に受け止める
自分とは違う意見を相手から言われてしまうと、受け入れられずに相手の意見を否定的に見てしまうことがあります。
これは実際とてももったいないことです。
さまざまな意見を受け入れることで、より自分の引き出しも増え会話のバリエーションにも繋がってきます。
相手と張り合うことよりも素直に受け止める気持ちのゆとりをもちたいものです。
言いたいことを言うのが不安な方へ
これまで言いたい事を言えずにいた、または我慢してきた方がいきなりはっきり意見を言うことはとても勇気のいることでしょう。
まずは小さなことから順番にクリアしていくことが何より近道です。
自分の気持ちを実際に言葉に出す練習から初めてみることが大きな第一歩に繋がります。
是非、日常の中で取り組み相手を気にせず言いたい事が言える理想の自分になっていって下さい。
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