【岐阜・大垣】人間関係を改善|自分の気持ちが言えない…そんな自分を変えたいあなたへ|話し方教室
これを読んでいるあなたは、きっと自分の思いや意見があるのに、友達や職場や家庭などで、言いたいことが言えなくて悩んでいるのではないでしょうか?
自分の本当の気持ちや、自分の考えを言えず我慢してしまうことは、ストレスを溜めてしまう事になります。
ストレスが溜まるとどうなるでしょうか?
気分が落ち込んだり、気力がなくなり興味や楽しみがもてなくなったり、考えが浮かばないなどのネガティブな思考になります。
その状態が続くとうつ状態になるばかりでなく様々な病気を引き起こすことにもなります。
そうなる前に一歩勇気を出して踏み出してみましょう‼︎
これから言いたいことが言えるようになるポイントや対処法についていくつか紹介していきます。
人間関係を改善し、自分や自分の周りを変えていきましょう!
(岐阜・大垣エリアの話し方教室×コミュニケーション講座スタッフが執筆するBlogです)
自分の気持ちが言えない人の心理
では、まずは自分の意見や本音を言うことを躊躇する時はこころの奥にどんな心理が働いているのか見ていきましょう‼︎
本音を言ったら傷つけると思ってしまう
言いたいことが言えない人は、自分に自信がないと思っています。
よって自分の発言や行動は間違っているかもしれない、もしかすると自分の言動で相手を傷つけてしまうかもしれないと思ってしまいます。
また、自分の一言で相手に不快な思いをさせて相手から嫌われてしまうのではないかという不安や恐怖があったりします。
もしかしたら、そんな風に思うのには、過去に自分が意見したり自分の本音を伝えたことで、友達から仲間はずれにされたり、いじめられたりした嫌な経験から自分の意見や本音を言うことに、心理的なハードルを感じているのかもしれません。
自分が我慢すれば良いと思っている
自分の意見や気持ちを言えない人は、自分が意見することで、空気を乱したり、相手と意見が合わず揉めたりすることを嫌います。
よって相手を不快にさせないように、相手の表情や反応を必要以上に気にしたりします。
そして、自分が意見や気持ちを言わない方が物事が波風立たず上手くいくと思い込んでいるところがあります。
例えば子どもの頃、両親が厳しく言われるようにしていれば「いい子」だと言われ褒められるが、自分がこうしたいと自分の意思を出し、親の意見と違ったことを言ったり、やったりすると怒られて「ダメな子」だと言われたりする。
そんな環境で育ったとすると、自然と自分を守ろうとする防衛反応が働き、自分が我慢して相手に合わせるようになったりします。
人と関わりを持ちたくないと思っている
人と関わることが苦手な人は、人と関わることを避けたがります。
そう、人と関わらなければ嫌な思いもしませんし、余計なストレスを抱えることもありません。
でも、人は1人では生きていけません。
自分では1人で生きていけると思っていても、気づかないだけで誰かに支えられて生きています。
もし関わったとしても、あえて相手に自分のことを理解して欲しいなどと思わない為、自分の本音を言う必要がないと思っています。
また、人とあまり関わることがない為どうやって相手に上手く自分の思いや意見を伝えたらいいか分からず言えないこともあります。
自分の気持ちが言えない人の原因と理由
近年、多くの人が感情や思いを上手に表現できず、言葉にできない状況に陥っています。この現象の背後には様々な原因や理由が存在しています。
では、どんな原因や理由があるのか、主な要因を分かりやすく説明します。
感情の認識の難しさ
初心者が感情を認識し表現することは難しいことがあります。感情は複雑であり、その正確な認識が必要です。たとえば、怒りや喜びといった基本的な感情だけでなく、微妙なニュアンスも理解することが重要です。
社会的なプレッシャー
環境や他者の期待に対するプレッシャーが、感情表現の妨げになることがあります。初心者は、自分を他者と比較してしまい、自らの感情を抑え込んでしまうことがあります。こうした社会的な要因を理解することが大切です。
過去の経験やトラウマ
過去の辛い経験やトラウマが、感情の表現に抵抗を生むことがあります。初心者がこれらの過去の出来事を理解し、受け入れることが、感情表現の第一歩となります。
コミュニケーションの技術不足
コミュニケーションの技術が不足している場合、初心者は感情を的確に伝えることが難しくなります。具体的なコミュニケーションスキルの向上が、自分の気持ちを伝える手助けとなります。
これらの要因が重なり合うことで、初心者は自分の気持ちを言葉にしにくくなります。しかし、自己認識の向上や適切なコミュニケーションの方法を学ぶことで、初心者もより良い感情表現ができるようになるでしょう。
気持ちを伝えるのが苦手な人の特徴
言いたいことを言えないまま我慢してしまう人には、いくつかの特徴があります。
ここでは、友達や配偶者、家族、同僚などに本音を隠してしまう人の特徴をいくつか紹介したいと思います。
①人に気を遣いすぎてしまう
自分の気持ちを伝えず我慢してしまう人は、基本的に自分よりも他人の事を優先しようとします。
自分が前に出て引っ張っていく性格ではないので、影でサポートするような存在です。
優しくて気を遣って、周りを不快な気持ちにさせたくないので、自分の意見や気持ちなどの発言を控えてしまいます。
人に気を使い過ぎていると精神的にも疲れてしまいますよね。
今のあなたの精神疲労はどれくらいなのかチェックしてみましょう。
〈精神疲労度チェック〉
- 気分が憂うつで気持ちがすっきりしない
- 仕事にやる気が起こらず疲れやすい
- 何でもないことにもイライラしてしまう
- 人の名前を時々思い出せなくなる
- 将来に夢や希望が持てない
- 何をしても充実感がわかない
- 大声で笑ったりすることが少なくなった
- ケアレスミスが増えた
- 食欲不振だったり食事がおいしく感じない
- 熟睡できず夜中に何度も目が覚めてしまう
- 物事に集中できなくなった
いくつ当てはまったでしょうか?
当てはまる数が多い程、精神的疲労が蓄積しています。
②恥ずかしがり屋
自分の意見や気持ちが言えない人は恥ずかしがり屋だったりします。
周りから注目を浴びたり、自分に視線が集まることが嫌いで、自分のことをじろじろ見られているようで恥ずかしく、緊張して苦しい気持ちになるので避けたいと思っています。
でも、逆に違う立場だったらどうでしょうか?
誰かが学校や会社、会議などで意見した時、参加していたあなたはその人のことを気にして見るでしょうか?
きっと意見している人がいるな、勇気がある人だなって感じで見るだけでそれほど関心をもっていないと思います。
そう、意外に自分が思っているほど人は気にして見ていないのです。
③他人から言われるのが苦手
他人から指摘されたり不満や意見を言われたりすると、相手にとっては何気ない一言でも、自分を否定されたと受け取ってしまいます。
そして傷ついたり、落ち込んでしまったりする為、他人から意見されたり、思っていることを言われたくないと考えてしまいます。
よって自分も意見したり、思ったことを言ったりすると、相手も傷つくのではないかと考えてしまうので、自分の気持ちや言いたいことをためらってしまいます。
それとは逆に他人の意見は自分の見方の視点を変えることになり成長することができる、気持ちを伝えることで自分を理解してもらえると考える人は、指摘されたり、思ったことをはっきり言われても気になりません。
むしろ自分のために伝えてくれてありがたいと心から感謝できます。
そして、自分も指摘や意見することは、相手の成長や自分を理解してもらう為だと考える為、抵抗なく気持ちや意見を伝える事ができます。
④自分に自信がない
言いたいことが言えないのは、自分に自信がないと思っているからです。
自信が持てないのは自己肯定感が低い人とも言えます。
例えば、自分に自信がないと「この発言は果たして本当に正しいのだろうか」と悩むことも多いのではないでしょうか。
また、自信がないからこそ「反論されたらどうしよう。。」とネガティブなことばかり考えてしまいます。
でもよく考えてみてく下さい。
世の中いろんな人がいるように、人の考え方や価値観、捉え方は違います。
それが個性であり、どれが正しい、間違っているかではないのです。
いろんな考え方、意見、捉え方があっていいんです。
自信がないからという理由で言いたいことを言わないでいると、この人は何も言わないから大丈夫と軽く思われ、相手の方が強気に出てわがままを言われたり、嫌な仕事を押し付けられたりしてしまいます。
気持ちや意見が言えるようになる方法
ここまで自分の気持ちを伝えるのが苦手な人の特徴を紹介してきました。
そのような人は、どうやって自分の気持ちを伝えられるようになるのでしょうか?
小さな事からでもまずは言葉にしてみよう
自分の「気持ち」や「考え」は、言葉にしなければ相手に伝えることはできません。
特に身近であればある程、仲がよければ良いほど、「黙っていても伝わるはずだ」と思ってしまう傾向があります。
そこには「分かってもらえて当然」という心理があります。
しかし、言葉にして伝えないと自分の伝えたいこと、気持ちが正しく伝わらずイライラしたり、不満が溜まってきたりして、直接不満を言わなくてもそれが態度や言動にでて、人間関係をこじらせてしまうことは少なくありません。
過去を振り返ってみるときっとそんな経験をしてきているのではないでしょうか?
自分の気持ちを素直に表現するという意味での自己主張はするべきであり、それは決してわがままであるという訳ではないと思います。
まずは、どんな些細なことからでもいいです。
まずは「言葉」にしてみましょう。
例えば、ご主人に家事や子育てを手伝ってほしいのに言えないという悩みを持っている主婦がいたとします。
最終目標はお互い分担して家事や子育てをしてほしいということ。
これを達成するためには、段階を踏んで言葉にしてみるとハードルが低いでしょう。
①「疲れたな」「しんどいな」などとさりげなく声に出してみましょう
いつもなら気を遣わせてしまうのではないかと我慢してしまいますが、思ったことを溜め込まず自分の気持ちをまずは素直に声に出してみることが大切です。
出してみるだけでも気持ちが楽になります。
②簡単な家事や子守りをお願いしてみる
第一段階ができるようになったら家事や子守りを単発で◯◯してほしいとお願いしてみましょう。
最初からハードルの高い家事や子守を手伝ってもらわなくても大丈夫です。
例えば、
「高いところのものをとってほしい」
「皿洗いするから、拭くのを手伝ってほしい」
「食事を作っている間、子どもをみてほしい」
など、ちょっとしたお手伝いから頼んでみてください。
忙しい平日ではなく、ご主人がのんびりできる余裕のある休みの日を狙って頼んでみるのがいいでしょう。
③いつもやってる家事や子守りをお願いしてみる
いよいよ最終目標です。
いつもあなたがやっている家事や子育てを「一つ手伝ってもらうととても助かるんだけど、やってもらえない?」とお願いしてみましょう。
もしも、ここでつまずいてしまった場合は、前の段階に戻り家事のハードルを簡単なものから徐々に上げていきましょう。
例えば、
レベル1
風呂に入る時「シャンプーの詰め替え」をお願いする
レベル2
壁掛け時計の電池を交換してもらうようお願いする
レベル3
食べ終わったお皿は、自分でキッチンに下げてほしいと言う
レベル4
夕方3時くらいになったら「洗濯物を取り込んでほしい」と伝える
など、自分じゃなくてもできる小さなお願いから伝えてみるのがいいでしょう。
このように段階を踏むことで、言いたいことを言えるようになります。
一つでも達成できたらその都度出来た自分を褒めてあげましょう。
ここでワンポイントアドバイス‼︎
頼み事をした時は、どんなに些細なことでも当たり前とせず、きちんと「ありがとう」と感謝を伝えましょう。
さらに、「本当に助かったよ」と自分の気持ちを伝えると相手もやって良かったと思い、また頼み事をしても受け入れてもらいやすくなります。
相手の言葉を素直に受け止める
人から何かを言われたときに、その言葉を素直に受け止めるようにすると、自分も言いたいことが言いやすくなります。
それは何故か?
例えば皆さん人から指摘されたり、不満を言われたりすると落ち込みませんか?
でもそれは攻撃しているのでなく、あなたを大切に思っているからこその言葉だったかもしれません。
そんなときは、否定されたと思わず、そういう意見もあるんだなと素直な気持ちで受け取ることが大切です。
相手の言葉を素直に聞けるようになると考え方が変わって視野も広くなってきます。
相手の発言を受け入れ良くなった経験を重ねることで、ストレスを溜めず抵抗なく発言ができるようになります。
自分の気持ちを伝えるための効果的な”コミュニケーション術”
自分の気持ちを言葉にする難しさ
感情を他人に伝えることは、初心者にとっても一般的な難題です。しかし、適切なコミュニケーション手法を身につければ、どんな初心者でも自分の気持ちを理解してもらうことが可能です。
1. アクティブリスニングの重要性
まず、相手の話に注意深く耳を傾け、アクティブリスニングを心掛けましょう。
相手の言葉に共感し、理解することができれば、自分の気持ちを伝えやすくなります。
例えば、相手の話に対して「それは大変だったね」といった共感の言葉を添えることで、相手はあなたの理解を感じやすくなります。
2. 感情を具体的に表現する
感情は抽象的なものですが、具体的な例や状況を交えることで理解されやすくなります。
例えば、「悲しい」と言うのではなく、「昨日の出来事があって、それで心が重くなっているんだ」といったように、具体的な出来事や背景を伝えましょう。
3. 「私メッセージ」を活用する
感情を伝える際に、「私メッセージ」を使うことが効果的です。これは、相手に対して非難や評価を加えず、自分の感じていることを客観的に伝える方法です。例えば、「私は不安だな」といった風に、自分の感情に焦点を当てましょう。
自分を理解してもらうための鍵
感情を他人に伝えるためのコツは、相手に共感し、具体的な例を挙げ、非難を避けた「私メッセージ」を活用することです。これらのステップを踏むことで、初心者でも自分の気持ちを効果的に伝え、コミュニケーションのプロに一歩近づくことができます。
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