複数人の会話が得意になるコツ|コミュニケーションの取り方や具体的なアプローチ方法
皆さん、こんにちは!コミュニケーションが得意な人もいれば、人前で話すことが苦手な人もいますよね。
特に、複数人の会話場面では、自分の意見や考えをしっかりと伝えることが難しく感じることがあるでしょう。
しかし、人見知りであることは、自信を持ってコミュニケーションを取ることができないという証拠ではありません。
実際、複数人の会話が得意になるためのコツや方法はたくさんあります。
今回は、そんな人見知りさんたちに向けて、複数人でのコミュニケーションの取り方や具体的なアプローチを紹介します。
自分を表現する自信を持ち、多人数の場面でも輝けるようになるための手助けとなるでしょう。人見知りを克服しましょう!
「会話」をしている最中の脳の働き
はじめに、会話をしている時にわたしたちの脳はどのような働きをしているのでしょうか。
そのメカニズムを紹介します。
まず会話の中で、誰かが話すと、私たちはそれを聞き、相づちを打ちながら自分も発言します。
その結果、相手もまた反応します。
「会話」とはこのような「言葉と思考の応酬」です。
相手の言葉を理解し聞くことも、自分の意見を述べることも、全ては私たちの脳が行っている活動なのです。
会話中、私たちの脳は最高のパフォーマンスを発揮し、情報を処理しています。
しかし、人数が増えると話す人が増え、入ってくる情報も増えます。
加えて、「誰に話すか」という選択肢も増えます。
結果として、私たちの脳は処理しなければならないことが増え、1対1のコミュニケーションでは脳で処理できたことが出来なくなってしまいます。
そのため、言葉が出てこなかったり、相手の話に適切に反応できなかったりすることがあります。
脳が処理できるのは「3つ」まで
実際、脳の処理能力が追いつけるのどこまででしょうか?
一般的には前頭葉の処理能力の境界線が「3」と「4」の間にあることに起因していると考えられています。
例えば、ショッピングモールの1階でエレベーターがなかなか来ない状況を想像してみてください。
目的階が2階や3階であれば、「階段で行くか」という選択肢が頭に浮かぶかもしれませんが、4階だと「ちょっとしんどいな。エレベーターを待つか」と思うでしょう。
音楽の世界でも、例えば2人組の「B’z」ではボーカルが稲葉浩志さんでギターが松本孝弘さん、3人組の「Perfume」ではのっち、あ~ちゃん、かしゆかとメンバーが明確です。しかし、4人組になると途端に誰が誰やらがあいまいになり、国民的バンドである「ミスチル」ですら、「全員はわからない……」となりがちです。
他にも、「トップ3」とはよく言いますが、「トップ4」とはあまり聞かないし、オリンピックでも金、銀、銅のメダルが記憶に残りますが、4位以降はほとんど覚えていません。また、「3大欲求」という表現がよくありますが、「4大欲求」とはあまり耳にしません。
「LINEグループ」でも4人以上集まるとうっとうしくなる
LINEといったメジャーなSNSでも、同様の傾向が見受けられます。
3人でのLINEグループなら、何気なくメッセージが届いても気軽に返信できるのですが、4人になると一気に「連絡が絶えず届く」感覚が生まれ、手間がかかるように感じます。
そして反応する際も、「この人には返したから、こっちにも返信したほうがよいかな」と考えながら、気疲れしてしまいます。
このように人間の脳はもともと複数人でのコミュニケーションは1対1とくらべると簡単ではないことをお伝えしておきます。
複数人との会話でつまづいてしまう人の特徴
実際に複数人の会話でつまづいてしまう人というのはどんな特徴を持っているのでしょうか?
その一例を紹介します。
一対一の会話は問題ない
コミュニケーションが苦手な人は一対一の会話も苦手な人が多いですが、全ての人があてはまるわけではありません。
仕事での相談事や友人との一対一の会話では、問題なく話せるという方も多いでしょう。
中には一対一なら、交渉事が得意な人もいるでしょう。
しかし、そんな人でも複数人の中に入ると、途端に話すのが難しくなる場合があります。
4~5人の中での会話や、多くの人々が集まる打ち合わせなどになると、なぜか話せなくなってしまう人がいます。
人見知りの方はこれを克服する必要があります。
どのタイミングで話したら良いかわからない
複数人になると、話すタイミング(声をかけるタイミング)が分からなくなることはないですか?
一対一の場合、話すタイミングは相手が話していないときでしょう。
しかし、相手が複数人になると難しくなり、「全員が話していないとき」というケースは少ないです。
その結果、そのタイミングが来るまで待とうとするか、一方的に話し続けてしまうなど、上手く話せないケースが発生することがあります。
会話の展開の早さに戸惑ってしまう
複数人の場合、一対一のコミュニケーションよりも会話のテンポが速い傾向があります。
話題の変化や話し手の交代が頻繁に行われ、情報が瞬時に移り変わります。
一般的には、会議など以外では重要な話が行われることは少なく、内容もしばしば曖昧です。
そのため、本質的な要点(議題)が見えづらく理解が追い付かない場合があります。
また、話し手と聞き手の両方に注意を払わないといけない「マルチタスク」が求められる場合もあり対応に戸惑ってしまう事があります。
自分の役割や話し手など、意識の向け方に困ってしまう
普段の会話では、会議などのように正式な進行役がいないため、話し手や役割が頻繁に変わります。
雑談の場では、明確な「司会」は存在しませんし、発言の順番にも厳格なルールはありません。
そのため、グループの中で自分がどのような役割を果たすのか、どこに意識を向ければ良いのかがはっきりしていない事がほとんどです。
ケースバイケースで状況を見極めなければならないため、判断に迷い、結局何も話せなくなってしまう場合があります。
雑談が苦手
「雑談が苦手」と感じる方は多いでしょう。
複数人との会話の特徴は、「特定の議題やテーマがない雑談が多いこと」です。
会議などではあらかじめ話すべきテーマが決まっていれば話すことが出来ても、普段の日常会話では何を話せば良いのか迷うことがよくあります。
複数人で会話をしていると「どうしてその話題が出てくるのか?」と感じることはありませんか?
雑談の根拠を求めてしまい、結局何も話せなくなってしまいます。
複数人とのコミュニケーションのコツ
複数人の会話が苦手な人の特徴について紹介しました。
では、どのようなコミュニケーションをとれば複数人でも苦がなく会話が成立するのでしょうか?
そのポイントについて紹介します。人見知りを克服しましょう!
「頷ずき」をマスターする
話すのが苦手な人でも声を出さずに会話に参加する方法があります。
それは、頷ずきです。
声を発さなくても、ちゃんとしたタイミングで頷いてリアクションを示すことで話している相手は、「あぁ、この人は私の話を聞いてくれているんだな」と感じてくれます。
話をしている人以外も、あなたが会話に参加していると感じてくれるでしょう。
例を挙げてみましょう。
居酒屋でのワンシーンです。
Aさん:でさ、お酒だと思ったらノンアルコールだったんだよね~。紛らわしくない?
Bさん:あのメニュー表紛らわしいよね。
あなた:(うんうん)
Cさん:もしかしてお店側の策略だったりして(笑)
Aさん:いやそれはないっしょ(笑)
Bさん:いやあるかもよ~?
あなた:(うんうん)
このように頷くことで、話さなくても簡単に参加できます。
この頷きにはタイミングが重要ですので、しっかりと話の流れを掴んでおきましょうね。
変なタイミングで頷くとすごく不自然に映ってしまいます。
普段は聞き手に回り、話題を振られた時に話すようにする
複数人との会話で話すタイミングや自分の役割が分からない場合、聞き手に徹することをおすすめします。
なぜなら、話し過ぎは相手に不快感を与えることがある一方で、聞き過ぎても周囲を不快にさせることは少ないからです。
さらに、「聞く」事に集中することで、会話のスピードに追いつきやすくなり、内容も整理しやすくなります。
ただし、「聞くこと」は単に「話さない」ことではありません。
「聞くこと」とは相手の話を理解し受け入れることです。
話すタイミングを待つのではなく、しっかりと相手の話を理解して自分なりに考えてみてください。
もし話したい話題がある場合は、「〇〇さんはどう?」などと話題が振られた際に話するように心掛けましょう。
雑談の意味を見直してみる
雑談の話題に困った場合、天気や食べ物の話などをすると良いと言われています。
一部の人は「天気なんて見ればわかるし、話す意味はあるの?」と感じるかもしれません。
確かに、雑談の話題そのものに明確な目的はありません。
内容そのものに意味があるのではなく、雑談で何かの答えを導き出すことを意味するものでもありません。
それでも、何のために話すのか、目的が分からないと不安に感じる方もいると思います。
そもそも雑談の目的は、やり取りを通じて会話や意思の疎通をしやすくするために行われます。
突然本題や重大な話題から話すと、相手が受け取りにくく誤解されるおそれがあります。
また、雑談のリズムも崩れやすくなります。
だからこそ、一見意味のない「天気」の話などをするのです。
雑談を通じて、大切な場面でもスムーズに話せるようにするために雑談を繰り返すのです。
話がバラけたら隣の人と話してみる
複数人で話す場合、特に4人以上の時は、全員で一つの話題について話している場面と、いくつかの小グループに分かれてそれぞれ別の話題を話している場面があるでしょう。
この状況は、ある種のチャンスと言えます。
例えば、テーブル席で向かい側に座っている2人が熱心に話をしている時など、2〜3つのグループに分かれたなと思ったら、まずは隣に座っている人と話をしてみましょう。
もし複数人での会話が苦手でも、1対1での会話なら心配いりません。
自由に会話を楽しんでください。
どうしても辛い場合は、避けてもよい
ここまで、複数人との会話を上手にする方法についてお話ししました。
しかし、無理をして体調が悪くなるようであれば、必ずしも複数人との会話をする必要はありません。
もし相手から「複数人の中でしかあなたに話すことがない」と言われたとしたら大抵そういう人は信頼できないです。
本当に信頼できる人は、話す状況や人数によって態度を変えることなく、個々に会話もしてくれる方です。
確かに、複数人でも話せる方が周囲とのコミュニケーションが円滑になる場合もありますが、無理をしなくても信頼されることはできます。
もしこれが苦手であれば、業務などに支障がない範囲で、複数人での会話を避けることもできます。
大切な話は、個々で話すようにする
通常、複数人の前で重要な話をする機会は稀です。
話すことが予め決まっている場合や、重要な情報を伝えたい場合は、個別に話すことをお勧めします。
お互いに誤解がないように、あなたが落ち着いて話すことができる環境を提供することも重要です。
会話を得意になりたいならコミュニケーション講座へ
今回は複数人での会話が苦手な人方向けに対処法を紹介しました。
しかし、根本的に会話を得意になりたいならコミュニケーション講座の受講をお薦めします。
一対一での会話でも複数人での会話でもベースになるのはあなたのコミュニケーション能力です。
根本的に会話が苦手だと感じている方はコミュニケーションの土台づくりを心がけましょう。
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